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NPO代表が、小学4年生目線で作った選挙のサイトの炎上に納得できない3つの理由

11月21日から、衆議院の解散選挙の是非を問うサイト「どうして解散するんですか?」がネットで話題になっていました。(1)

  

実は、NPO代表が小学4年生の目線で作ったサイトだったことがわかり、偽りは良くないと批判 炎上してしまったんですが、僕は批判 炎上に否定の立場です。むしろ、「なぜ、炎上しちゃったのか?」がわからないのですが、その理由を3つあげました。

なお、このブログでは、日本のネット社会での匿名性と実名制、一般的に悪質とされるなりすまし事例と比較して、理由をあげ考えています。サイト内容の正誤性については論じていません。

 

事件の詳細

1、小学4年生の中村くんが、衆議院選挙について思ったことを「どうして解散するんですか?」というサイトを通して意思表示をした。

2、しかし、サイト開設後にいくつかの疑問が向けられました。それは、小学4年生にしては、「サイト制作がうますぎる」「4年で習っていないだろう漢字が使われている」というもの。

3、「どうして解散するんですか?」のURLと、某NPO団体が使用していたURLと類似。実は、某NPO団体が関係しているのではないか?という風向きになっていった。

4、最初は、某NPO代表は関与を否定していた。しかし、後日関与を認めて公式に謝罪した。

 

何が問題なのよ?

 

学生 議論 風景

http://commons.wikimedia.org/wiki/File

この騒動では、NPO代表が小学4年生と偽ってサイトを作ったのが、問題視されています。なりすまし問題とも言えます。

ただ、先のニュースのfacebookコメントにも書いたですが「なぜ、炎上しているのか?」がわかりませんでした。前向きに見ていたからです。

その理由は、3つあります。

1、日本のネット利用では、実名じゃなきゃいけない マイナンバーとネットを結び付けて登録しなさいという決まりがない。

⇨今回、NPO代表が小学4年生としてサイトの主張をしたことは、問題にならないと思います。でないと、twitterでよく見かける おっさんがJKのマネをしてツイートをすることさえもなりすまし問題となってしまうからです。

 

2、公的存在だから、炎上した?

メディアジャーナリストの津田大介さんは、政治意見交換サイトのポリタスをやってますと公表しています。(2)また、ゼゼヒヒという投票サイトも運営に関与していることを明かしています。(3)

なので、「公的な存在であるNPO代表なんだから、きちんと公表しなくてはいけない」という見方が、世間にあったのかもしれません。

しかし、実名制のネット利用が規定されてない以上、津田大介さんは運営関与を公表した(運営者の顔を見せる)、NPO代表はしなかった(運営者の顔は見せない)にすぎません。善悪ではなく、決められたなかでどちらの手段を取ったかの問題だと思います。

 

3、善意であったこと。

代表は「僕が小学4年生を自演することで面白いと皆さんに受け止められ、より多くの方を巻き込んだ形で、今回の選挙の意義を語り合うことができるのではないかと考えました」(1)と、サイトの目的は、政治に興味を持って欲しかったということだったと発言しています。

⇨相手を騙そうとする悪意が見られない。このサイトは、あくまでもサイト編集の1つとして「小学4年生の目線で、政治を考える」料理をしたと捉えています。

やっていたことは、池上彰さんが朝日小学生新聞では小学生の立場となって、テレビ番組では視聴者の立場となって提案してきた”そもそも、このニュースのキモは~”とい同じことを、小学4年生の立場でしたのだと思います。

しかし、第三者を通した主張になってはいるが、問題とされる出会い系サイトのサクラのような意図的に身分 性別を偽って、思考も真似して相手に接触しようとした風には見受けられない。よって、悪意のある なりすましとは言えない。

 

上記3つの理由から、悪質な なりすましではないこと、サイトのテーマ編集をしていたと捉えたので、「NPO代表が匿名で、小学生の視点で選挙を考えようと提案したサイトが、炎上したのか納得できない」という結論になりました。

*もしも、サイト内容が嘘八百であったなどであれば、然るべき対応がされるべきだったと思います。

 

参考サイト


どうして解散するんですか?

1、


Yahoo!ニュース - 「小4が作った」は嘘 解散問うサイト炎上でNPO団体代表が謝罪 (スポニチアネックス)

2、


ポリタス - 津田大介氏が政治メディアを立ち上げ。

 

3、


“ネット国民投票”サイト「ゼゼヒヒ」 津田大介さんのネオローグが開発 - ITmedia ニュース