【コンビニ】 「コンビニ弁当って、どんな工夫がされてるの?」セブンイレブンとファミリーマートに聞いてみた。
僕は、コンビニが好きで1週間のうち3日間はファミマ、セブンに通っています。そして、自転車のカゴ、肩掛けバッグにコンビニで買った弁当を入れて持ち帰るのですが、家に帰って袋から出そうとすると容器から中身が垂れてしまっていることが多々あります。読者のなかにも、「コンビニの弁当って、なんでこんなに持ち帰りにくいの!」と思った方いらっしゃいませんか?今日は、その気持ちを代弁します。
*ファミマは、Tポイント目当て。セブンは、ファミマで売っていない「フルグラ」、コンビニパンを買いに行きます。
中身が垂れ落ちるコンビニ弁当
これは、パスタを温めてもらって持ち帰った写真です。このように、中身が垂れてくることを経験してる方多いのではないでしょうか。袋と机がベタベタ。雑巾で拭かないといけなくなるんで嫌になっちゃいます。
なぜ、垂れるの?
コンビニ弁当の容器のフタが、外から被せられているからです。外から被せていると、容器とフタに隙間ができて傾いたときに中身が垂れてきやすくなります。
コンビニ各社に聞いてみた。
実際に、セブンイレブンとファミリーマートにお問い合わせをして、コンビニ弁当の容器包装についての工夫点、歴史を聞いてみました。
セブンイレブンさんの回答
2月23日 セブンイレブンのお問い合わせに質問をしたところ、返事がきたので2点紹介します。
1、容器包装の変更
弁当容器は、以前のラップによる完全包装から「帯リュリンク方式」に変更がされた。
ココが凄い!
導入後プラスチックの原料655トンの削減に成功した。ラップ包装ではアレルギー表示など容器の裏側になっていたが、帯シュリンクにすることで表側に見やすく記載できるようになった。
2、容器の種類
あんかけタイプやカレーなど汁がこぼれ易い商品は、既にフタの淵が内側で閉まるタイプにして、汁がこぼれにくくなる工
夫をしている。
ファミリーマートさんの回答
1,容器の種類
2014年6月から、全体をラップで包み込む「フルシュリンク包装」から、重なる部分のみにフィルム装着をする「サイドシュリンク包装」に変更している。
ココが凄い!
「フルシュリンク包装」では、容器一つにつき約1.5gのフィルムを使用していたが、「サイドシュリンク包装」では1食あたりに使用するプラスチック原料が、約70%削減することができた。
2,容器の種類
フタは、大きく分けて、「外嵌合」「内嵌合」、「内外嵌合」の3つがある。一般的な容器本体の本体の外側でフタをする「外嵌合」は密封性が低く、汁けのないお弁当やパスタ、サラダ等に使われている。本体の内側でフタをする「内嵌合」は気密性が高く、汁けが多い(粘性が高い)カレー、パスタ等に使われている。本体の内側と外側で嵌合する「内外嵌合」は気密性が最も高く、汁けの多い(粘性がゆるい)惣菜等に主に使われている。
3、電子レンジで加熱することを前提としている弁当は、加熱時に蒸気を逃がす為、容器に通気口の穴が開くような仕組みを設け るようになった。
提案!こうすれば、中身が垂れない。
1、袋から改善 持ち運ぶフタに着目して、ランチピークルという袋の形を変えて「傾きにくい袋」を開発、販売している会社があります。このように、袋の底を広げてシュッと縛ることで安定感を増す方法があります。
2、フタの取り付け方を改善 フタを変えるという観点からは、外から被せられているフタを、中に食い込むようにして取り付けることで傾いても中身が垂れることがなくなるのではと考えてます。これで、きっとコンビニ弁当を買ったあとの「うわ、なにこれ。垂れてるんだけど(´・ω・`)」って思うことなくなります。
まとめ
久々に、パスタの弁当を買ったら思いっきり中身が垂れていたんでヽ(`Д´#)ノ ムキー!!となり、記事にしてみました。ほんと、コンビニの弁当の容器、垂れにくくなってほしいです。
追記をうけて
あんかけ、カレーの容器って「新しいなぁ。」と思っていた弁当だったんですが、これがフタが内側でしまるやつだったんですね。容器包装の方法がかわって、環境保護につながっていることは知らなかったですし、電子レンジで温めたときに蒸気が抜けるように穴をあけているなど勉強になりました。
参考サイト