いつまで、バラエティー番組は「AV、エロ本の置き場所告白」が成立するか?
バラエティー番組のとある光景
MC「AV、エロ本をどこに隠してますか?」
VTR「芸人のお宅にあるAVをリビングに並べて、お出迎えするドッキリ」
上記の内容をバラエティーで見たことって何度かあると思います。
先日も、明石家さんまさんの番組『踊る!さんま御殿!!
』で、元阪神タイガースでプロ野球解説者の赤星さんのAVの置き場所を告白してニュースになってました。
赤星憲広氏が「アダルトビデオの置き場所」について語る - ライブドアニュース
パッケージのAVと、エロ本の世代
おそらく、上記の演出内容がバラエティーの出演者、視聴者の間で「あぁ、わかる。僕はねー。」と共有できる方々は、パッケージのAVとエロ本の世代だからだと思うんです。赤星さん、マニアとして有名な某芸人さんのように若い男性もいますけど、一般的には50、60代前後の男性が共有できるあるあるネタ。(2)
そして、パッケージのAVとエロ本は、この年齢層のおじさん達が主な購入者とされています。だから、このおじさん達が出演者、視聴者にいる限りは、置き場所問題や、お宅訪問してエッチなDVDと本を探す番組は盛り上がると思います。
ネットの若者にとってのエロの体験は?
中村 あくまで仮説ですが、新しい人がほとんど入ってくることなく、90年代からずっと同じ人が残っているだけだと思う。時代を下れば、その規模は小さくなっていきます。エロ本のほうが最大公約数が高くて発行部数が多いので、先に淘汰の波が押し寄せてきましたが、それが現在AVにも流れてきています。(3)
中村さんの意見に補足
基本的にAVは映像ソフトの売上統計にありません。だから、パッケージのAV、配信、通販といった流通経路別の売上を見ることは出来ませんでした。
しかし、一般社団法人 日本映像ソフト協会の1991年~2013年の統計を見ると、販売用は2013年のがDVDとブルーレイの売上が高く、レンタル用は、ビデオカセットテープのときよりも微減となっています。なので、エロ本と比較して確実に衰退しているとは言えないです。(4)
中村さんの言葉を借りると”新しい人”である僕は、日頃エッチなDVDや本の置き場所に悩んだりすることがないので、『
踊る!さんま御殿!!』の当該コーナーを見たとしても、あまり共感できなかったと思います。
なぜなら、AV、エロ本をネットのエロコンテンツで消費しているからです。典型的な”エロは無料”の若者だと思います。あるのは、家のネットがつながらなくなってしまったとき、「うわ!!!やべ、お気に入りのサイトが見れないつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚」ってなってコンビニ、ネット通販で買ったこの2冊ともう1冊だけ。
そんなスマホ、PCがエロの友達な若者にとっては、置き場所、お宅訪問して性癖ばらしちゃうという従来のバラエティー番組の演出は、合わないだろうと思っています。せいぜい、どこかに捨てられてたのを読んだことがあるくらいです。僕は、中学のとき、友達の家の近くの街路樹に身体検査のAVが落ちてたのを見つけて、「え、うちの中学もか?」と妄想したことはあります。あれが企画モノだということを知ったのは、いつだろう(^^ゞ
なので若者には、「保存したエッチな動画、写真を見られてしまわないように、何してる?」「サンプルで十分で、ものすごく見たかったら買う派」「ブックマークされてるエッチなまとめサイト公開(*ノェノ)キャー」「俺は、斉藤さん、LINE、skypeをこう使う( ー`дー´)キリッ」「家族共有パソコン処世術( ・´ー・`)どや」のが、あるあるネタとして共有されていくのでは?と思っています。
なぜ、そういえるのか?
前のYouTubeアカウントのときに、僕がアダルト動画サイトを見ていたときに困ったことからの教訓を話しました。それは、動画を見ようとしてタッチすると、広告が立ち上がってしまったり、別サイトへ飛んでしまう動画サイトのことです。だから、いくつかのアダルト動画サイトを使ってみて「このサイトは、ちゃんと見れるよ。ここは、不親切なリンクが多いですよ。」とサイト概要を抑えつつ話した動画がありました。これで、1000再生回数は超えてたと思います。だから、若者にはネットならではの切り口が必要だと思ってます。
まとめ
エロは世代共通。見せ方、演出の仕方は世代間で変わっていく。
参考サイト
(1)赤星憲広氏が「アダルトビデオの置き場所」について語る - ライブドアニュース