【スポーツをもっと身近に!】 朝日放送のバーチャル高校野球、フジテレビのLINEとyoutubeのゴルフ中継など。
フジテレビが、「34th フジサンケイレディースクラシック」(9月25日・26日)をLINE公式アカウントとyoutube LIVEでスマホ向けへ配信することがわかりました。この取り組みは、4月に続き2回目になります。
先日終わった甲子園でも、朝日放送はネットで生中継を観ることができ、さらには多数あるカメラから送られてくる映像を自分の好きなように観ることが出来ます、と朝日新聞の広告にありました。
テレビでは、どのカメラの映像を放送するかの権限は視聴者にはないので、これがどれだけ画期的なことかがわかると思います。ネット中継便利ですね!
ということで、スポーツ中継の歴史を簡単に振り返ってみたいと思います。
スポーツ中継とメディアの歴史
まず、スポーツ中継といえば街頭テレビに大勢の町人が集まって、遠くに見えるんだか見えないんだかわからないほど小さいテレビを通してお祭り騒ぎをしていた時代がありました。その後、家庭にテレビが普及し地上波テレビとラジオの時代になりました。
それから、衛星放送も始まりました。衛星放送は有料ですが、その分海外のスポーツを観ることが出来たり、視聴率低下で地上波での放送回数が減少してきているスポーツ中継を観ることが出来るようになりました。
例えば、巨人はG+というCS放送内に専門チャンネルを持っていて、巨人戦を試合開始前から終了まで完全中継しています。地上波で放送時間が来てしまい中継終了となっていても、G+であれば最後まで観ることが出来るメリットがあります。
Ustreamの登場
そして、2010年にUstreamが日本に進出しました。2011年頃は、2軍の試合を配信しているプロ野球チームが1、2つあるという程度で本格的とはいえませんでしたが、地上波と衛星放送と含むテレビに対抗しうるメディアとしてネット配信が始まっていきました。
ネット配信のいま
調べると、衛星放送の会員向けのネット中継が始まったり、プロ野球ではパ・リーグはパ・リーグTVでまとめて、セ・リーグはチームごとにバラバラだけどネット中継をやっていること、サッカーにもストリーミングサイトがあることがわかりました。
こうして、街頭テレビで始まったスポーツ中継が、今はスマホでも観れるようになりました。技術の進歩によってスポーツをもっと身近に感じることが出来たら良いですね。
※余談 なぜ、プロ野球のパ・リーグとセ・リーグで取り組みが違うのかというと、セ・リーグにはG+のある巨人があるからです。巨人の言い分としては、「G+があるのに、なぜネット中継までしなくちゃいけないんだ?G+に加入してもらえば良いだろ」ということです。
なので、1年で終了したyoutubeのセ・リーグチャンネルにも一切巨人戦は投稿されませんでした。パ・リーグは、全球団が投稿されていて今もやっています。